忖度という調理の結果~おにぎり~

最終回を迎えた「おむすび」をプロが総括 「学びや考察がない」「ヒロインへの敬愛を感じなかった」(デイリー新潮) – Yahoo!ニュース

放送の最初の方は監修して貰っている管理栄養士さんのエピソードが面白すぎて寧ろこの人をモデルに作りたいと言っていたはずなのにそんなエピソードは一切無い所か管理栄養士ならではの話すら無く、終わった後に80人に取材した結果全然的にこうなりましたという最初と最後で言っているが違う、カレーを作るはずなのが豚汁になりました。カレーより何でも入れられるからおいしいでしょと言わんばかりの凡作になりました。いやコレ明らかにハシカンのスケジュールのせいでしょ。スケジュールに合わせた結果プロット自体を変更せざるをえなくなって最初の構想から大胆に変更せざるを得なくなったのが真相だろう。

その傾向が初期がら露骨にあったせいで序盤から何が言いたいのかサッパリ判らずな展開だし行動する動機も釈然としないものばかり。いきなり『米田家の呪い』とか訳解らんし。誰か好きだ嫌いだとか全部が雑すぎた。その根底が阪神淡路大震災で在ったのならそこをじっくり書くかなと思えば結的には『冷たいおにぎり』と姉の親友が亡くなった程度でしかなく、行動原理も翔也のために栄養士になるという雑さ。その翔也の挫折もアッサリというか翔也が目指していたものは何だったんだというレベル。当然結も別れ話からいきなり結婚で解決。

で本体は東日本大震災かと思わせといて『育児に専念しろ』で終わらせた。本来山場となる面倒くさいシーンが一切省かれ、その面倒くさい場面を主役ではない歩にやらせるという誰の物語?的な演出は結局コロナ禍もアッサリ終わり最期の最後まで山場らしい山場も無かった。いつの間にか彼のための栄養士が病人のための管理栄養士になっているし。そのきっかけ自体がもう唐突すぎてどう突っ込んでよいやらレベルだし。

ハシカンのスケジュールに忖度し、ハシカンに負担がかからないような撮影と脚本の結果であまりにも軽すぎる唐突さがこの朝ドラすべての元凶なのは明白な話で多分脚本家も半ばさじ投げた感じがアリアリ。神戸の商店街は大手スーパー進出と高齢化による閉店ラッシュでこども食堂以外どうなったかもよくわからんし。歩の事業が順調に成長して紆余曲折だらけで悩みながらも進んだ歩のほうがよっぽどだったな。と言うより本気の脚本を書いたのは歩のエピだけだったかなと。

そういうわけで何か言いたいのかサッパリ判らない所かギャル要素すらよくわからん。ギャルマインドはどこいった?開き直って普段の人生や生活を描きたかったと言ったところでそれを信じる人は多くないだろう。ハシカンにとってもメリットがほぼ無い朝ドラになってしまった。唯一良かったと言えるのが通信機器の歴史を追っていることかな。ガラケー、メールのやり取りからブログ、スマホ、LINEとブログやSNSの障害とかのその点は平成の歴史を語る上で重要だし、小ネタとしては適切で良かったかなと。まぁワタシは誹謗中傷どころか観ている人も極小なのでブログ辞めませんけどね。

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「忖度という調理の結果~おにぎり~」への2件のフィードバック

  1. なんだかんだと言われつつも観てもらえるのが朝ドラですからそこに甘えちゃったのかもしれませんね。

    べらぼうはなんだか面白くなくて、出演者の演技も薄いし、ここ2週見ていません。これなら見逃しても話の筋は追えそうだし。

    面白いドラマは脚本なのか演者なのかテーマなのか、この3本柱が嚙み合えば良いのですが、どれか1本に寄りかかってしまうとねぇ・・・。最近は視聴者の目も肥えてますし。

  2. ハシカン事務所も朝ドラってことで飛びついたんでしょうね。実際はスケジュールキツキツで他の仕事もバンバン入れちゃったもんでにっちもさっちもいかなくなったんじゃ無いかと。そもそも朝ドラって若手の登竜門的な役割もあるんでコッチを中心に考えるもんですけどねぇ。

    べらぼうは面白いと思うけどなぁ。蔦重はともかく瀬川がとてつもなく良い!特にこの2週は観て欲しいなぁ(汗)

    ドラマは脚本と演出だと思いますね。本と演出さえまともなら幼稚な演技もカバー出来るしテーマは幾らでも後付けは出来る。問題なのはそれを曖昧にして誤魔化すから炎上するわけです。

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