五里霧中

元相棒が両親の介護をするという話を聞いたのは9月頃。高齢の父親が痴呆症がどんどん酷くなり、股関節骨折で恐らく寝たきりになるだろうと言う事で決断したらしい。前々からそう言う事になりそうだという事は聞いていたのでいよいよか・・・と思って居たけど事態はより最悪な方向に向いていたらしい。

今回の蕎麦祭りで急いで帰宅したいと申し出たのはその父親の件と元々足腰が丈夫ではなかった母親がノロウィルスに罹り生死の境を彷徨い、そっちの介護もしなければならないとの事だった。母親も現在はとりあえず入院中なのでまだいいけど、その前から体が不自由で引き籠もり状態。障害者申請していれば幾分各種サポートを受け入れられたのに本人が嫌がったためにいざという時何も出来ない全部後手に回ってしまった・・・と嘆いていた。

父親ならず母親まで介護する元相棒。3人兄姉の末っ子なのだが長兄はニート状態で全く役立たず、次姉は嫁に行って自分の娘にかかりっきり。独り者の同居している元相棒だけが介護出来るという状態。父親はそのまま介護入院でまだいいが、母親は在宅介護・・というか介護サポートを受けるのにも抵抗があるらしい。人にも会わずの引き籠もり状態は良くないと車いすであっちこっちに連れ回しているんだけどねぇ・・・と溜息。両親への経済的なモノは年金や介護保険でどうにかなりそうだが自分自身の収入はないのでそれも悩みの種。仕事を探そうにも今は出来ないしそれがいつまで続くのかも判らない。

いざ死んだら死んだで今度は相続の問題も。家は都内の不動産持ちで相続税が必ず発生する。父親は既に認知症なので生前相続の手続きは無理。しかも本家なので一族に関するそう言うのも引き継がなければならないとのこと。手詰まり状態というのはこういうことか。金持ちでも決して幸せではないなぁ。

と言う事をドライブ中にずっと話してくれた元相棒。こんな状態なのでみかんは今年は無理そう、イチゴの季節までには落ち着いてくれれば・・・この先自分の先が不安だよと嘆いていた。今朝の東北道は霧に包まれて先行き不透明の五里霧中。まるで彼の心情そのものだろうね。せめて全てのことが好転するように祈るしかない。ワタシのできる事はそこまでだった。

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